自然を楽しむ

レベル1(初級)


自然しぜんを愛あいする三みっつの伝統でんとう

花見はなみ、月見つきみ、初日はつひの出では三みっつの特別とくべつな伝統でんとうです。これらは自然しぜんを見みることについての行事ぎょうじです。人々ひとびとは花はな、月つき、そして太陽たいようを見みます。

これらの日ひは、立たち止どまって考かんがえるための日ひです。人々ひとびとはうれしくて、しずかな気持きもちになります。家族かぞくや友ともだちとすごす時間じかんを楽たのしみます。

日本にほんにはたくさんの新あたらしいものがあります。でも、人々ひとびとは今いまも自然しぜんが大好だいすきです。この伝統でんとうは古ふるいですが、とても大切たいせつです。

花見はなみ:さくらの花はなを見みること

花見はなみは「花はなを見みること」という意味いみです。春はるになると、人々ひとびとは公園こうえんに行いってさくらを見みます。木きにはピンクや白しろの花はながたくさんあります。とてもやわらかくて、きれいです。この花はなは「さくら」と言いいます。

多おおくの人ひとは食たべものや飲のみものを持もって行いきます。木きの下したにすわって、家族かぞくや友ともだちと食たべます。おにぎりやからあげ、おかしなどを食たべます。おちゃやジュースも飲のみます。

人々ひとびとは写真しゃしんをとります。笑わらって、たくさん話はなします。着物きものを着きる人ひともいます。花見はなみは楽たのしい時間じかんです。

さくらは、短みじかいあいだしか咲さきません。たぶん、一週間いっしゅうかんくらいです。そのあと、花はなびらが雪ゆきのように落おちます。とてもきれいですが、少すこしさびしいです。これは、人生じんせいも短みじかくて美うつくしいことを思おもい出ださせます。

月見つきみ:月つきを見みること

月見つきみは「月つきを見みること」という意味いみです。秋あきにします。そのとき、月つきは大おおきくてまるいです。人々ひとびとは月つきを見みて、すずしい風かぜを楽たのしみます。しずかで、やさしい夜よるです。

人々ひとびとは「だんご」という丸まるいおもちを食たべます。さつまいもや栗くりも食たべます。これらは秋あきのたべものです。

人々ひとびとは「すすき」という花はなを花瓶かびんに入いれます。すすきは長ながい草くさのようです。とても長ながくて、かるいです。風かぜでゆれます。

家族かぞくは、窓まどのそばに食たべものや花はなを置おきます。食たべものや月つきに「ありがとう」と言いいます。月つきに兎うさぎがいる話はなしをする人ひともいます。日本にほんでは、月つきに兎うさぎがいて、おもちを作つくっていると言いわれています。

初日はつひの出で:はじめての太陽たいようを見みること

初日はつひの出では「最初さいしょの太陽たいよう」という意味いみです。1月がつ1日にち、新あたらしい年としの一日いちにち目めです。人々ひとびとはとても早はやく起おきます。太陽たいようが出でる前まえに外そとに行いきます。

人々ひとびとは空そらを見みます。ゆっくりと、太陽たいようが出でてきます。空そらはオレンジやピンクになります。これは新あたらしい年としの最初さいしょの光ひかりです。

人々ひとびとはしずかに見みます。願ねがいごとをする人ひともいます。「ことしは元気げんきで幸しあわせになりますように」と思おもいます。「がんばろう!」と言いう人ひともいます。

山やまに行いく人ひともいます。海うみに行いく人ひともいます。高たかい建物たてものの上うえに行いく人ひともいます。太陽たいようをはっきり見みたいからです。

レベル2 (中級)


日本にほんの自然しぜんを楽たのしむ三みっつの伝統でんとう

日本にほんにはたくさんの美うつくしい伝統でんとうがあります。中なかでも、自然しぜんに関かんする伝統でんとうはとても特別とくべつです。春はるには「花見はなみ」を楽たのしみます。秋あきには「月見つきみ」をします。元日がんじつには「初日はつひの出で」を見みます。これら三みっつの行事ぎょうじは、空そらや木き、太陽たいようを見みることに関係かんけいしています。

花見はなみ:桜さくらの花はなを見みること

春はるになると、桜さくらの木きが花はなを咲さかせます。花はなはピンクや白しろです。多おおくの人ひとが公園こうえんに行いき、花はなを楽たのしみます。この伝統でんとうは「花見はなみ」と呼よばれます。「花はなを見みる」という意味いみです。家族かぞくや友ともだちと一緒いっしょに、シートの上うえに座すわる人ひともいます。食たべ物ものや飲のみ物ものを持もっていきます。食たべたり、話はなしたり、桜さくらを見みたりします。

花見はなみは三月さんがつや四月しがつに特とくに人気にんきがあります。東京とうきょうや京都きょうとでは、公園こうえんが人ひとでいっぱいになります。夜よるになると、桜さくらの木きにライトがつきます。これは「夜桜よざくら」と呼よばれます。光ひかりの中なかで見みる桜さくらはとても美うつくしいです。

多おおくの人ひとが桜さくらの写真しゃしんを撮とります。花はなの短みじかい命いのちについて詩しを書かく人ひともいます。桜さくらはだいたい一週間いっしゅうかんほどしか咲さきません。そして、花はなびらが雪ゆきのように散ちります。この時期じきは「人生じんせいの美うつくしさ」について考かんがえる良よい時間じかんだと言いわれています。

月見つきみ:月つきを見みること

秋あきには、満月まんげつを見みることを楽たのしみます。この伝統でんとうは「月見つきみ」と言いいます。「月つきを見みること」という意味いみです。九月くがつか十月じゅうがつの「中秋ちゅうしゅうの名月めいげつ」の夜よるに行おこないます。

昔むかしの人ひとは、米こめの収穫しゅうかくに感謝かんしゃしました。そして、月つきに食たべ物ものをささげました。今いまでもこの伝統でんとうを楽たのしむ人ひとがいます。「月見団子つきみだんご」を食たべます。白しろい丸まるい団子だんごで、月つきのような形かたちをしています。薩摩芋さつまいもや栗くりを食たべる人ひともいます。

多おおくの家庭かていでは、すすきを花瓶かびんに入いれます。すすきは風かぜにゆれて、田たんぼの稲いねのように見みえます。秋あきのシンボルです。

人々ひとびとは外そとに出でて、月つきを見みて、涼すずしい空気くうきを楽たのしみます。静しずかに話はなしたり、自然しぜんについて考かんがえたりします。

初日はつひの出で:一年いちねんの最初さいしょの太陽たいよう

一月いちがつ一日ついたちには、早はやく起おきる人ひとが多おおいです。外そとに出でて、一年いちねんの最初さいしょの太陽たいようを見みます。この伝統でんとうは「初日はつひの出で」と呼よばれます。「初はつ」は「最初さいしょ」、「日ひ」は「太陽たいよう」という意味いみです。

初日はつひの出でを見みると、運うんが良よくなると信しんじられています。海うみに行いく人ひともいれば、山やまや高たかい建物たてものに行いく人ひともいます。寒さむくて暗くらい朝あさに待まちます。太陽たいようが出でてくると、みんな静しずかに見みつめます。新あたらしい年としの願ねがいをする人ひともいます。

日ひの出でを見みた後あと、多おおくの人ひとは神社じんじゃに行いきます。健康けんこうや幸しあわせ、成功せいこうを祈いのります。これは「お正月しょうがつ」の伝統でんとうの一ひとつです。

自然しぜんを愛あいする心こころ

花見はなみ、月見つきみ、初日はつひの出ではちがう行事ぎょうじですが、どれも日本人にほんじんの自然しぜんへの愛あいを表あらわしています。人々ひとびとは忙いそがしい生活せいかつの中なかで少すこし立たち止どまり、木きや月つき、太陽たいようを見みつめます。感謝かんしゃの気持きもちや、心こころの平和へいわを感かんじます。これらの伝統でんとうは、季節きせつを楽たのしみ、時間じかんや変化へんか、美うつくしさについて考かんがえる助たすけになります。

レベル3 (上級)


美うつくしさを味あじわう三みっつの瞬間しゅんかん

日本にほんでは、自然しぜんは単たんなる風景ふうけいではなく、日常生活にちじょうせいかつや季節きせつの移うつり変かわり、そして伝統でんとうと深ふかく結むすびついています。季節きせつの変化へんかを祝いわう日本にほんのさまざまな方法ほうほうの中なかでも、「花見はなみ」「月見つきみ」「初日はつひの出で」という三みっつの風習ふうしゅうは、その美うつくしさと象徴性しょうちょうせいにおいて特とくに際立きわだっています。これらの伝統でんとうは、それぞれ異ことなる自然しぜんの一面いちめんを際立きわだたせ、静しずかな内省ないせい、人ひととのつながり、そして儚はかない美うつくしさへの深ふかい感謝かんしゃを促うながします。

花見はなみ:咲さき誇ほこる桜さくら

「花見はなみ」とは文字通もじどおり「花はなを見みる」ことを意味いみし、日本にほんでもっとも象徴的しょうちょうてきな季節行事きせつぎょうじの一ひとつです。春はるになると、全国各地ぜんこくかくちで桜さくらが一斉いっせいに開花かいかします。公園こうえんや川沿かわぞいには、家族かぞくや同僚どうりょう、友人ゆうじんたちが集あつまり、淡あわい桃色ももいろの花はなの下したで食たべたり飲のんだりして、にぎやかに時ときを過すごします。

花見はなみは楽たのしい催もよおしであると同時どうじに、「物ものの哀あわれ」という概念がいねんとも結むすびついています。桜さくらの花はなは一いち〜二週間にしゅうかんで散ちってしまい、その短みじかい命いのちは、美うつくしさの儚はかなさと、それゆえの尊とうとさを思おもい出ださせてくれます。この風習ふうしゅうは千年以上せんねんいじょうの歴史れきしがあり、もともとは平安時代へいあんじだいの貴族きぞくたちの間あいだで行おこなわれていました。現在げんざいでは、年齢ねんれいや立場たちばを問とわず多おおくの人々ひとびとが楽たのしんでいます。

京都きょうとや東京とうきょうのような都市としでは、特とくに有名ゆうめいな花見はなみの名所めいしょがあり、夜遅よるおそくまで続つづくこともあります。そうした場所ばしょでは、提灯ちょうちんが木々きぎを下したから照てらし、幻想的げんそうてきな雰囲気ふんいきを演出えんしゅつします。

月見つきみ:月つきをながめる

春はるの花見はなみに対たいして、「月見つきみ」は秋あきに行おこなわれる行事ぎょうじで、「月つきを見みる」という意味いみです。中秋ちゅうしゅうの名月めいげつが明あかるく輝かがやく九月くがつや十月じゅうがつに行おこなわれるこの風習ふうしゅうは、より静しずかで内省的ないせいてきな性格せいかくを持もちます。人々ひとびとは、月つきを讃たたえるために、団子だんご(「月見団子つきみだんご」)、季節きせつの果物くだもの、すすきなどをベランダや窓辺まどべに飾かざります。

月つきは古ふるくから日本文化にほんぶんかにおいて特別とくべつな意味いみを持もってきました。昔むかしの農民のうみんたちは、農作業のうさぎょうの時期じきを月つきの満みち欠かけによって決きめていました。とくに中秋ちゅうしゅうの名月めいげつは、豊作ほうさくと幸運こううんをもたらすと信しんじられていました。月見つきみの夜よるには、詩しを詠よんだり、音楽おんがくを奏かなでたり、水面すいめんに映うつる月つきの光ひかりを愛めでたりしたといいます。

現代げんだいでも、一部いちぶの家庭かていでは月見つきみのための小ちいさな祭壇さいだんを作つくり、月つきをテーマにした食たべ物ものを楽たのしむ習慣しゅうかんが残のこっています。近年きんねんでは、ファストフード店てんやコンビニでも、「月見つきみバーガー」や特別とくべつなスイーツが登場とうじょうし、季節きせつの風物詩ふうぶつしとなっています。

初日はつひの出で:新年しんねんの光ひかりを迎むかえる

「初日はつひの出で」は、新年しんねん最初さいしょの日ひの出でを見みる習慣しゅうかんで、三みっつの中なかでももっとも精神的せいしんてきな意味合いみあいが強つよい風習ふうしゅうかもしれません。一月一日いちがつついたちの朝あさ、太陽たいようが昇のぼる瞬間しゅんかんを見みに、多おおくの日本人にほんじんが山頂さんちょうや海辺うみべ、神社じんじゃなどへ足あしを運はこびます。この瞬間しゅんかんには特別とくべつな力ちからがあると信しんじられており、初日はつひの出でを拝おがむことで、一年いちねんの健康けんこうや幸しあわせ、成功せいこうがもたらされると考かんがえられています。

大晦日おおみそかから出発しゅっぱつして、夜よるを徹てっして日ひの出でを待まつ人ひともいれば、元日がんじつの早朝そうちょうに起おきて、家族かぞくや友人ゆうじんと一緒いっしょに景色けしきのよい場所ばしょに向むかう人ひともいます。その場ばの雰囲気ふんいきは、静しずかで穏おだやかであり、希望きぼうと再生さいせいの気持きもちに満みちています。

多おおくの人ひとは初日はつひの出でと初詣はつもうでを組くみ合あわせて、神社じんじゃを訪おとずれて新年しんねんの幸福こうふくを祈いのります。これらの行動こうどうは、旧年きゅうねんから新年しんねんへの移うつり変かわりを示しめすものであり、新あたらしい始はじまりの象徴しょうちょうともなっています。

リスニング練習

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自然な会話


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